インビザラインのマウスピースの装着時間を守らないと!リスクを解説
こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。
インビザラインは、目立ちにくいマウスピースを装着して歯並びを改善する矯正方法です。「マウスピースの装着時間が短いとどうなる?」「インビザラインの装着時間が足りない時の対処法は?」などとお悩みの方もいるでしょう。
本記事では、インビザラインの装着時間の目安や装着している時間が短い場合のリスク、決められた時間を守って装着するための方法を解説します。装着時間を守れなかった時の対処法も紹介するので、ぜひご覧ください。
インビザラインのマウスピースの装着時間
インビザラインの効果を十分に得るためには、1日あたり20時間から22時間マウスピースを装着することが求められます。1日のうち取り外しが可能なのは2時間のみで、食事や歯磨きは2時間以内に収めなければいけません。
22時間ほど長時間の装着が必要なのは、マウスピースを装着している間しか歯に適切な力をかけられないためです。インビザラインの治療計画は、1日あたり22時間ほど装着する想定で立てられています。
インビザラインのマウスピースの装着時間が短いと
インビザラインのマウスピースを指定された時間装着していないと、複数のリスクがあります。具体的なリスクは、以下の5つです。
治療期間が長くなる
指定された装着時間を守れないと、治療期間が長くなるリスクがあります。マウスピースを装着している時間が短い場合、1日あたりの歯の動きが変わるため、予定通り矯正が進まなくなるのです。
当初よりも矯正にかかる期間が長くなると、マウスピースの追加や治療計画の修正が発生し、費用がかさむ場合もあります。予期せぬコストがかからないよう、治療開始時に説明されたルールを守りましょう。
理想の歯並びにならない
想定よりもマウスピースを付けている時間が短いと、歯が十分に移動せず理想の歯並びにならないリスクがあります。インビザラインには2〜3年ほどの時間と30万円から100万円ほどの費用が必要になるため、矯正が順調に進むよう装着時間をしっかりと管理しましょう。
痛みが出る
計画通りに歯が移動していないと新しいマウスピースが合わなくなって、強い痛みが発生するリスクもあります。インビザラインは、矯正の進行具合によってマウスピースを変えていく治療です。
前段階で十分に歯が動いていないまま新しいマウスピースを装着すると、歯が必要以上に圧迫されて痛みに繋がります。
噛み合わせに影響する
マウスピースを装着する時間が足りないと、想定していない方向に歯が動き、噛み合わせに影響することもあります。矯正器具は、現在の歯並びと目標とする歯並びを考慮して段階を踏んで変えていくため、噛み合わせが悪化すると追加でマウスピースを作る手間が発生します。
噛み合わせは咀嚼の効率や顎関節の負担にも関係してくるため、順調に歯並びや噛み合わせを改善できるようにしっかりと矯正器具を装着しましょう。
インビザラインのマウスピースの装着時間を守る方法
インビザラインのマウスピースの装着時間を守るためのコツは、以下のとおりです。
マウスピースの装着を習慣づける
毎日の習慣にマウスピースの装着を組み込めば、マウスピースを長時間付け忘れるリスクを減らせます。飲食や歯磨きの際にはマウスピースを取り外しますが、終わったらすぐに装着するように意識しましょう。
基本的には常にインビザラインのマウスピースを装着するよう意識しましょう。
リマインダーやタイマーを使用する
リマインダーやタイマーのアプリを活用すれば、つけ忘れを防ぎやすくなります。手元にあるスマホのアプリで、食事が終わるタイミングに合わせて通知を設定しましょう。
飲食のタイミングを決めておく
飲食のタイミングを決めておけば、間食が長引いてマウスピースを装着していない時間が増えるのを防げます。飲食のスケジュールを手帳やカレンダーアプリに記載すれば、時間を守ることを意識できるでしょう。
また、毎日の過ごし方をまとめておけば、1日あたり何時間マウスピースを装着できていたのか把握できます。装着時間が足りていない日があれば理由を探して対策するなど、今後の治療をスムーズに進めるために行動を見直すことにもつながるでしょう。
矯正器具用のケースを携帯する
矯正器具用のケースを携帯すれば、マウスピースを取り外しても収納できるため破損・紛失を防げます。ケースを目に見える範囲に置いておけば、マウスピースの付け忘れにも気づきやすいでしょう。
基本的に、保管用のケースはマウスピースと一緒に渡してもらえます。市販されているものでも構わないので、患者さまが好きなデザインのケースを活用して矯正へのモチベーションを高めましょう。
洗口液やオーラルシートを取り入れる
洗口液やオーラルシートを持ち歩けば、外食時も手早く歯を清潔にしてマウスピースを着用できます。荷物にならないコンパクトなサイズの洗口液やオーラルシートを選べば、化粧室などでも口内をケアできるでしょう。
ただし、これらのグッズでは汚れを完全に除去することはできません。歯の周りに汚れが付着したままインビザラインを付けると虫歯などのリスクが高まるため、可能であれば歯磨きを行ってください。
1つ前のマウスピースを携帯しておく
治療に使っているマウスピースをなくしたり破損したりした時、何も装着せずに過ごすと歯並びが再び乱れます。新しく作り直したマウスピースを装着するのが理想ですが、後戻りを防ぐために一時的に前のマウスピースを使用するよう指示されることも多いです。
なお、マウスピースをなくした場合はなるべく早く担当医に伝えてください。
鎮痛剤の使用を検討する
マウスピースの装着時の痛みが原因で長時間装着できない場合には、鎮痛剤の服用を検討するとよいでしょう。歯が動く過程で痛みを感じることもあるため、不安な方は歯科で痛み止めを処方してもらいましょう。
市販の鎮痛剤でも対処できますが、矯正に影響する成分が入った薬もあるため注意してください。可能であれば歯科医院で処方してもらいましょう。
市販されている鎮痛剤を購入する際は、薬剤師や医師のアドバイスを受けることが大切です。
マウスピースの装着時間を守れなかったときの対処法
マウスピースを指定された時間着用できなかった時の対処法を知っておけば、万が一の事態でも適切に対応して計画への影響を最小限に抑えられるでしょう。場合別の対処法は、以下の2つです。
気づいた時点で装着時間を見直す
マウスピースの装着時間を守れていないと気づいた時点で、20〜22時間の装着時間を守れるように生活習慣などを見直しましょう。20時間未満になっている日があるときは、理由を探って改善してください。
交換時期を変更する
1日付け忘れた場合は、交換時期を変更することで対処しましょう。
ただし、自分だけで時期を判断するのではなく、担当医に報告してタイミングを調整することが大切です。また、1日装着時間が不足しただけなら、計画に大きな影響が出ることはありません。装着忘れに気づいた時は正直に伝えて、手早く対応しましょう。
マウスピースを作り直す
1週間以上マウスピースを装着できなかった場合、後戻りが生じており使用予定のマウスピースを装着できなくなっている可能性が高いです。新しいマウスピースを作成して、治療計画を修正する必要があるでしょう。
1週間ほどマウスピースを装着できなかった原因を担当医と話し合い、装着時間を守るための方法を探ることも重要です。具体的に何日に何時間付け忘れたのかを記録しておけば、どれくらい計画に遅れが出ているのか把握しやすいため、適切に対応できるかもしれません。
まとめ
インビザラインは取り外しが可能なことから人気ですが、決められた装着時間を守れないと矯正計画に影響が出ます。毎日20時間から22時間着用するために、工夫して過ごしましょう。
不安点は担当医とよく相談し、マウスピースの装着時間が足りない場合の対応も聞いておきましょう。
インビザライン矯正を検討されている方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
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