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インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる原因と改善方法を解説!

こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。
滑舌が気になる女性
インビザラインとは、マウスピースを装着することで徐々に歯を動かし、歯並びを改善する矯正方法です。透明なマウスピースを使用するため目立ちにくく、違和感や痛みも少ないため、日常生活に支障が出にくい治療法といえます。

しかし、インビザライン矯正ではマウスピースを1日20〜22時間装着することが前提です。ご飯を食べたり、歯磨きをしたりするとき以外は、常にマウスピースを装着する必要があります。

「マウスピースを装着して話をすると滑舌が悪くなるのでは?」「発音しにくくなったときはどうすればいいの?」と思う方もいるでしょう。特に人前で話す仕事をしている方は、不安

に感じるのではないでしょうか。

今回は、インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる原因や改善方法について解説します。

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる原因

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる原因を考える人
矯正治療には主に固定式のワイヤー矯正と、インビザラインのようなマウスピース矯正があります。ワイヤー矯正ではデコボコした厚みのある矯正器具を歯の表面に装着するため、しゃべりにくいと感じる方もいるでしょう。

一方で、インビザラインではわずか0.5mm程度の厚みのマウスピースを使用するため、マウスピースが舌や頬などに触れたり、引っかかったりしにくいです。違和感も少ないでしょう。

しかし、何も装着していない時と同じかというと、そうではありません。インビザライン矯正中に滑舌が悪くなったと感じる方もいるでしょう。

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなったと感じる場合、以下のような原因が考えられます。

マウスピースが歯列に馴染んでないため

はじめてマウスピースを装着したときや新しいマウスピースに交換した直後は、マウスピースが歯列に馴染んでおらず滑舌が悪くなったと感じることがあります。

しかし、マウスピースが歯列に馴染んでいないことによる滑舌の悪さは1週間程度で改善されるでしょう。

マウスピースが浮いているため

マウスピースが浮いていることで、滑舌が悪くなったと感じることもあります。基本的にはマウスピースは歯列に密着するように作られています。

マウスピースと歯との間に1〜2mm以上の隙間がある場合は、マウスピースが合っていない可能性があるでしょう。

マウスピースが舌に当たるため

インビザライン矯正では薄いマウスピースを使用します。

しかし、マウスピースの厚さの分だけお口の中が狭くなり、舌がマウスピースに当たりやすくなることで、滑舌が悪くなったと感じることもあるでしょう。

マウスピースが変形・破損しているため

マウスピースが変形・破損していると、歯列に密着せずに浮く可能性があります。上述のとおり、マウスピースが浮くと、滑舌が悪くなることがあるのです。

マウスピースを装着したまま食事をしたり、熱い飲み物を飲んだりすると、変形や破損の原因になるため避けましょう。

口の中が乾燥しやすくなるため

マウスピースに慣れていないと無意識に口を開けることが癖になり、口腔内が乾燥しやすくなります。口腔内が乾燥すると舌を動かしにくくなり、滑舌に影響が出ることもあるでしょう。

インビザライン矯正中に発音しにくくなる音

発音がしづらい人
インビザライン矯正中は、サ行・タ行・ナ行・ラ行が発音しにくくなります。英語の「th」も発音する際の舌の動きがサ行に近いため、発音しにくくなる可能性があるでしょう。

これらの音を発音する際は、上の前歯の裏側と舌の先を接触させる必要がありますが、マウスピースを装着すると舌の動かし方が変わるため、発音しにくくなると言われているのです。

インビザライン矯正中の滑舌を改善する方法

マウスピースとチューイー
滑舌が悪くなると仕事などに支障が出るという方もいるでしょう。インビザライン矯正中に滑舌が悪いと感じたらどうしたらよいのでしょうか。

インビザライン矯正中の滑舌を改善する方法を、以下にご紹介します。

マウスピースを装着する際にチューイーを使用する

マウスピースを装着する際は、チューイーを使用しましょう。チューイーとは、マウスピースを歯にしっかり密着させるために使用する弾力性のあるシリコンのロール状のチューブです。

マウスピースが歯に密着せず浮いていると滑舌が悪くなることがあります。マウスピース装着時にチューイーを使用することで、歯とマウスピースをしっかりと密着させることができ、滑舌の悪さが改善される可能性があります。

チューイーの使い方は、マウスピースを装着したあとに前歯や奥歯などで噛むだけです。少し面倒に感じるかもしれませんが、滑舌だけではなく、矯正治療自体をスムーズに進めるためにも使用したほうがよいでしょう。

しばらく様子をみる

マウスピースを装着し続けることで次第に馴染んでいき、気がつくと滑舌が改善されていることも少なくありません。そのため、しばらく様子をみましょう。

発音の練習をする

できる限り早く発音を改善したい場合は、発音の練習をするとよいでしょう。

まず言葉の要である母音(あ・い・う・え・お)のみの練習をします。たとえば「さようなら」の場合は「あおうああ」というように発音の練習をします。

早口言葉の練習をするのもよいでしょう。最初から早く言うことは難しいので、ゆっくりトライしてください。特に、マウスピースを装着することによって発音しにくくなるサ行・タ行・ナ行・ラ行の多い早口言葉を練習するとよいでしょう。

改善しない時は歯科医師に相談する

マウスピースが馴染んでくるまでは多少の違和感はありますが、滑舌の悪さがなかなか改善されない場合は歯科医師に相談しましょう。

長期間滑舌が悪い状態が続くということは、マウスピースに何らかの問題が生じている可能性があるためです。そのまま放置すると治療計画通りに歯が動かない可能性もあるため、1ヶ月程度経過しても滑舌が悪い状態が続く場合は、歯科医師に相談しましょう。

マウスピースを取り外して会話をするときは

マウスピースとケース
滑舌の悪さが気になるため、会話をするときだけ一時的にマウスピースを外したいという方もいるでしょう。

マウスピースを取り外して会話をするときは、以下の点に注意してください。

会話が終わったらマウスピースを装着する

人との会話が終了したら速やかにマウスピースを装着しましょう。

インビザライン矯正ではマウスピースを1日20〜22時間装着することを前提としています。人と会話をするためにマウスピースを取り外し、そのまま装着しないと計画どおりに歯が動かなくなる可能性があります。

そのため、会話が終了したら、できる限り早めにマウスピースを装着してください。

専用のケースに保管する

マウスピースを取り外したら専用のケースに保管することも大切です。取り外したマウスピースをティッシュにくるんだり、テーブルの上に置いたりすると紛失や破損の原因になります。

マウスピースを紛失・破損し、作り直しが必要になると治療期間が延長になる場合や、追加で費用が必要になる場合があるでしょう。マウスピースを専用のケースに保管することで破損や紛失を防げます。

まとめ

滑舌のイメージ
今回は、インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる原因と対処法について解説しました。

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなったと感じる原因には、まだマウスピースが歯に馴染んでいなかったり、マウスピースと歯の間に隙間があって浮いていたりといったことが考えられます。

基本的には、時間が経てば自然とマウスピースが歯に密着するようになって、滑舌の悪さは改善されることが多いです。滑舌の悪さは、チューイーの使用や発音のトレーニングによって改善することもあります。

会話をする際に滑舌の悪さが気になり、マウスピースを外すこともあるでしょう。マウスピースを長時間外した状態が続くと計画どおりに歯が動かなくなる可能性があるため、会話が終了したら速やかに装着してください。

インビザラインを検討されている方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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