インプラントの治療・手術方法を徹底解説!気になる費用も解説!
こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。
インプラントは、見た目がよく、自分の歯と同じ感覚で食事ができるため、多くの方が注目している治療法です。
しかし、治療費が高く治療期間が長いことから「インプラントとほかの治療の違いは?」「インプラントは一生使えるの?」と悩んでいる方も少なくありません。
今回は、インプラント治療の概要や手術方法、費用などをご紹介します。インプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
インプラントとは
インプラントとは、人工歯根を歯槽骨(顎の骨)に埋め込み、その上に人工歯を固定させる治療方法です。歯を失ったあとの画期的な治療法として、多くの人に注目されています。
正式には「歯科インプラント」もしくは「デンタルインプラント」といいますが、一般的に「インプラント」とよばれています。
天然歯との違い
インプラントの上に固定する人工歯は、見た目では天然の歯との違いが分からないことも珍しくありません。歯を失う前と同じように食事もできます。
しかし、天然歯にある「歯根膜」がインプラントにはありません。
歯根膜とは、歯根と歯槽骨の間にあるクッションのような役割を果たす膜のことです。噛んだときの衝撃を和らげて、歯槽骨にかかる負担を軽減しています。
インプラントには歯根膜がないので、硬い物を噛んだときの衝撃が直接歯槽骨に伝わります。微妙な違和感をおぼえることもありますが、噛み合わせを調整することで解決できる場合が多いです。
ブリッジとの違い
ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を削り、橋のように人工歯をかける治療法です。
保険適用内で受けられるので、費用が安いです。治療期間は1週間〜1か月の場合が多く、インプラント治療に比べて早く終わります。
しかし、ブリッジの治療をするには、健康な歯の神経を取って削らなければなりません。また、ブリッジの周辺は食べかすやプラークがたまりやすいため、治療後は歯周病や虫歯に注意する必要もあります。ブリッジの寿命は5〜8年なので、数年ごとの再治療も必要です。
入れ歯との違い
入れ歯は、失った歯に入れる取り外し式の装置のことで、正式には「義歯」とよびます。
入れ歯には、保険適用のものと保険適用外のものがあります。
バネのついているものや、目立ちにくいものなど、さまざまな形状から選択が可能です。保険適用内の入れ歯であれば、比較的安い治療費で収まります。
しかし、入れ歯がお口になじむまでに時間がかかり、何回か調整する必要があります。食事中に外れる、傷がつくなどの可能性もあり、好きな物を食べられないケースもあるでしょう。入れ歯の寿命は2〜5年です。
インプラントのメリット・デメリット
インプラント治療には、メリットとデメリットがあります。毎日食事を楽しむためにも、納得して治療内容を決定することが重要です。インプラントの治療を選ぶ際は、メリットとデメリットを把握しましょう。
メリット
インプラントのメリットは、以下のとおりです。
・自分の歯と同じように噛める
・見た目がきれい
・ほかの歯を傷つけずに治療ができる
・丈夫で長持ちする
・毎日のメンテナンスが楽にできる
・歯槽骨が痩せることを防げる
上述しましたが、インプラントは天然の歯と同じように噛めるので、歯を失う前と同じように食事ができます。天然歯と見分けがつかないほどの見た目の美しさもメリットといえるでしょう。
さらに、周囲の歯を傷つけずに治療でき、ほかの治療に比べて寿命が長いです。毎日のメンテナンスも、ブリッジや入れ歯に比べると楽に行えます。また、歯を失うと歯槽骨が痩せていきますが、インプラントを骨に埋め込んでいると、健康な状態をキープできます。
デメリット
インプラントのデメリットは、以下のとおりです。
・保険適用外の治療なため高額になる
・すべての人が治療できるわけではない
・麻酔が必要になる
・治療期間が長い
インプラント治療は保険適用外のため、保険適用の治療に比べて治療費が高くなります。歯槽骨の状態や神経の位置などによって、治療ができないこともあります。
治療をする際は麻酔が必要なので、糖尿病や高血圧などの全身疾患がある場合は注意が必要です。インプラント体を埋入したあと治癒するのを待たなければならないため、治療期間は6か月から1年と長いです。
インプラントの構造
インプラントは、大きく分けてインプラント体・アバットメント・上部構造(人工歯)の3つのパーツで構成されます。
インプラント体を歯槽骨に埋め込み、アバットメントとよばれる接続部をスクリューで取り付けます。その上に人工歯を被せるのが、インプラントの構造です。アバットメントとインプラント体が一体化しているタイプもあります。
インプラントの治療・手術方法
インプラント治療は、完了するまでに6か月〜1年ほどかかります。人工歯を装着したあとは、インプラントや歯茎に問題がないか、定期的に歯科医院を受診しましょう。
インプラントの治療や手術の方法は、以下のとおりです。
①検査・治療計画
精密検査を行い、歯槽骨の状況や神経の位置などを調べます。歯槽骨が薄い場合や骨密度が低い場合、骨造成が必要になることもあるでしょう。
②抜歯・骨造成などの事前治療
抜歯や骨造成などの事前治療が必要な場合は、先に行います。
虫歯や歯周病などの治療も終わらせて、口腔環境を整える必要があるのです。
③インプラント体の埋入手術
インプラント体の埋入手術を行います。手術には1回法と2回法の2種類があり、歯槽骨の状況を考慮して決定します。
1回法では、インプラント体とアバットメントが一体化している装置を使用するため、埋入手術が一度で完了することがメリットです。顎の骨が十分にない場合は行えないなど、適応できる方が限られることがデメリットといえるでしょう。
2回法は、インプラント体を埋入したあと、骨とインプラントが結合するまで待ちます。結合したことを確認したら、再度歯茎を切断してインプラント体とアバットメントを連結します。手術を2回行うため患者さまの負担が大きいですが、ほとんどの症例に対応することができ、インプラントが脱落するリスクが低いことがメリットです。
④定着期間
傷口が治ってインプラント体が定着するまで待つ期間です。約3〜6か月かかるといわれています。
⑤型取り
人工歯の型取りを行います。
選択する人工歯の素材や種類によって、見た目や強度、価格が変わるので、歯科医師と相談しながら慎重に決定しましょう。
⑥人工歯の装着
人工歯を装着し、噛み合わせなどの確認を行います。噛み合わせを細かく調整して、インプラント治療は完了です。
違和感がある場合は、遠慮せずに伝えましょう
インプラント治療にかかる費用
インプラント治療にかかる費用は、1本あたり300,000〜500,000円です。保険適用外のため、歯科医院や地域、インプラントの種類によって異なります。
治療を始める前に、総額はどのくらいなのか確認しましょう。カード払いが可能な歯科医院やローンを利用できる歯科医院もあります。支払い方法も事前に確認するとよいでしょう。
インプラントの寿命
インプラントの寿命は10〜15年とされています。5〜8年といわれるブリッジや、2〜5年とされる入れ歯に比べると、インプラントは長持ちするといえるでしょう。5年、10年などの保証期間を設けている歯科医院も珍しくありません。
しかし、インプラントには寿命があり、一生使用できるわけではありません。硬い物を食べて、人工歯が欠ける場合や割れる場合もあるでしょう。インプラント治療後に歯周病になった場合は、天然歯と同じように脱落する可能性もあります。
インプラントをできるだけ長く使用するためには、メンテナンスが必要不可欠です。定期検診はもちろん、毎日の歯磨きを徹底し、口腔内の健康を保ちましょう。特に、歯周病が原因で天然歯を失った方は、歯磨きの仕方が不適切な可能性があります。歯科衛生士から歯磨き指導を受け、正しい磨き方を身につけてください。
まとめ
インプラントは見た目がよく、天然歯と同じように食事ができるようになる治療法です。保険適用外のため治療費が高額になることや、治療期間が長いことがデメリットといえますが、健康なほかの歯を傷つけず、丈夫で長持ちすることから人気が高まっています。
長持ちするといわれるインプラントですが、寿命があることを忘れてはいけません。毎日の歯磨きや定期的なメンテナンスによって、インプラントの寿命を延ばすことができるでしょう。
本記事を参考にインプラントへの理解を深め、納得のいく治療を受けてください。
インプラントを検討されている方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
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