インプラント治療で失敗しないために！4つの失敗例と対策！

こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。

インプラントは、失った歯を補う治療です。ご自身の歯のように使用できることが魅力でしょう。見た目もよいので、前歯などの見える場所にも使用できます。

技術の進歩によって、近年インプラント治療はより身近なものになりました。治療をする選択をする方も増加しています。

しかし、医療に100％はありません。インプラント治療で失敗する例も存在します。

今回は、インプラント治療で失敗した例を具体的にご紹介します。失敗するリスクやデメリットも理解したうえで、インプラント治療を選択しましょう。

インプラント治療で失敗した4つの例

インプラント治療で失敗した例は、以下のとおりです。

インプラントが顎の骨に固定されなかった

インプラントは、顎の骨と結合することで固定されます。通常2〜6か月で骨とインプラントが結合します。

固定に失敗すると、6か月以上経ってもインプラントがグラグラと動き、脱落する場合もあるでしょう。

インプラントが顎の骨に固定されない原因は、以下のとおりです。

インプラント体が適切に埋め込まれていない

インプラントの埋入は、位置・角度・深さを適切に埋め込む必要があります。不適切な位置に埋め込むと、顎の骨とインプラントが結合できず固定されません。埋入する位置や角度、深さが不適切な場合、顎の骨を突き抜ける失敗も起きます。

インプラント手術の前は、顎の骨の状態をCTスキャンで検査します。しっかりと診査を行って埋入位置を決めるのです。

ドリルで骨にダメージを与えた

インプラント体を埋入する際に、ドリルによる摩擦熱などで顎の骨にダメージを与えることがあります。

ドリルで顎の骨に穴をあける際は、適切な力とスピードで行わないといけません。力が強すぎた場合や、スピードが早すぎた場合、顎の骨の細胞が壊れてダメージを受けます。顎の骨がダメージを受けると、インプラントと結合できなくなる場合があるのです。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、インプラントがなかなか固定されないことあります。歯ぎしりや食いしばりの力は非常に大きいので、インプラントに大きな負荷がかかるのです。

歯ぎしりや食いしばりの癖は、事前の診査でしっかり把握する必要があるでしょう。

インプラント周囲炎になった

インプラント周囲炎とは、インプラントの歯周病ともよばれる病気です。インプラントの周囲が歯周病菌に感染することで引き起こされます。

インプラント周囲の歯茎の腫れ・出血などの症状から始まり、進行するとインプラントを支えている骨が破壊されて溶かされます。インプラントを維持できず抜去することになる場合や、インプラントが脱落する場合があるでしょう。

インプラント周囲炎は、メンテナンスが不足していたことが原因の場合と、もともと口内に歯周病菌が多かったことが原因の場合があります。

インプラントが破損した

インプラントの寿命は、適切に使えば10〜15年とされています。

しかし、長く使用していると10年経過する前に破損することがあるでしょう。噛み合わせが不適切だった可能性や、インプラント体とアバットメント、人工歯の固定が不十分だった可能性があります。

適切にメンテナンスを受けていれば、補償内で修理できる場合があるので歯科医院で相談してください。

痛みや腫れ、痺れが長期間続く

手術直後は、痛みや腫れ・痺れなどがあるのが一般的です。

しかし、長期間にわたって続く場合は、何らかの問題が起きているでしょう。手術直後の違和感は、1週間程度で落ち着くことが多いです。2週間以上痛みや腫れが続く場合や、症状が悪化する場合、失敗している可能性があるでしょう。

痛みや腫れ、痺れが長期間続く原因は、以下のとおりです。

インプラントが適切に埋め込まれてない

インプラントは、位置・角度・深さ、すべて正確に埋入する必要があります。CTスキャンなどで事前にしっかりと診査を行いますが、正確に埋め込まれていないと周囲の神経を傷つける可能性があるでしょう。

神経が傷ついている場合、痺れの症状が続くことが多いです。

細菌に感染している

痛みや腫れが長期間続く場合、手術した部位が細菌に感染している可能性があります。適切な処置や服薬が必要なことがあるので、早めに歯科医院を受診してください。

インプラント治療で失敗しないためにはどうしたいい？

ここまで、インプラント治療の失敗例について具体的にご紹介しました。頻繁に失敗するものではありませんが、医療手術である以上、失敗する可能性は0ではありません。

インプラント治療で失敗しないために、以下の内容を意識しましょう。

治療前のカウンセリング・説明をしっかり聞く

インプラントの治療前には、さまざまな検査を行ってカウンセリングや説明が行われます。どのようなリスクがあるのかをしっかりと確認しましょう。

少しでも不安なことや不明な点がある場合は、質問して納得してから手術を受けてください。

治療後は必ずメンテナンスを受ける

インプラントを入れたあとは、メンテナンスが必要です。メンテナンスでは、噛み合わせの状態のほか、インプラント周囲炎の有無、歯周ポケットの深さ、インプラントの動揺度などを確認します。

何か異常があった場合でも、すぐに対処すれば失敗にならないでしょう。メンテナンスではクリーニングも行うため、インプラント周囲炎の予防にもつながります。

インプラントを長く使い続けるために、欠かさずメンテナンスを受けましょう。また、インプラントが破損したときのメーカー保証は、メンテナンスに通っていることが条件の場合が多いです。

異常を感じた場合にはすぐに連絡・受診する

インプラントは外科手術を伴う治療なので、術後は腫れや痛み・痺れなどが起きる可能性があります。

しかし、時間が経っても治らない場合は、早めに歯科医院に連絡して受診しましょう。インプラントの噛み合わせが悪いと感じる場合や、ぐらつきを感じる場合なども同様です。

大きなトラブルになる前に対処すれば、すぐに状態が改善されるでしょう。インプラント治療が失敗にならずに、使い続けられる可能性が高まります。

「このくらいなら噛めるから大丈夫」と自己判断せず、早めに歯科医院に連絡しましょう。

インプラント治療が向かない人とは？

インプラント治療には、向かない人がいます。以下でご紹介する特徴がある人は、失敗につながる可能性や、インプラントをしたことを後悔する可能性が高いでしょう。

重度の歯周病にかかっている人

重度の歯周病にかかっていると、口内で歯周病菌が繁殖している状態になります。そのため、インプラントの治療をしても、インプラント周囲炎に罹患する可能性が高いです。

インプラント治療を受けたい場合は、まずは歯周病を治療しましょう。重度の歯周病が改善されれば、インプラント治療を受けられる可能性があります。

外科手術が難しい人

インプラントは外科手術を伴う治療なので、手術におけるリスクが高い全身疾患がある場合には避けたほうがよいでしょう。

例えば、糖尿病や高血圧症の場合、手術が難しいことがあります。薬でコントロールできていれば受けられる可能性もありますが、リスクも踏まえて主治医の先生しっかりと検討する必要があります。

また、骨粗鬆症の人もインプラントは向きません。

喫煙している人

喫煙習慣がある人は、インプラント治療が向かないでしょう。治療を受けられないわけではありませんが、タバコに含まれているニコチンや二酸化炭素は、人工歯根と顎の骨の結合を阻害することがあります。

インプラントの失敗につながる可能性が高いので、喫煙者のインプラント治療は行わないとしている歯科医院も多いです。インプラント治療がうまくいっても、インプラント周囲炎のリスクが高まるため、予後が悪くなる可能性があります。

インプラント治療を成功させるための歯科医院の選び方

インプラント治療を成功させるための歯科医院の選び方は、以下のとおりです。

・インプラント治療の実績が豊富である

・衛生管理がしっかりしている

・CTスキャンを使って治療前の診査を十分に行っている

・デメリットやリスクをわかりやすく説明してくれる

・治療計画がわかりやすく明確である

・治療費用の総額をわかりやすく提示してくれる

インプラントは、専門的な知識や技術が必要な治療です。インプラント治療の実績が豊富な歯科医院を選ぶとよいでしょう。実績が豊富な歯科医院は、術後のトラブルへの対応もしっかりと行ってくれる可能性が高いです。

インプラントの平均寿命は10〜15年と非常に長い期間使用するので、小さなトラブルが起きることがあるかもしれません。適切に対応してもらえる歯科医院で治療を受けたほうがよいでしょう。

治療前のカウンセリングで、治療のデメリットやリスク、治療計画、費用などをわかりやすく説明してくれることも重要です。手術やメンテナンスなど、治療を受けた歯科医院には長期的に通わなければなりません。

ご自身が安心して通える、信頼できる歯科医院を選びましょう。

まとめ

インプラント治療は、失敗することもあります。どのような治療でも100%成功するとはいえないように、インプラント治療も100%成功するわけではないのです。

失敗例を知り、歯科医師と相談しながらインプラント治療を受けましょう。

インプラント治療を検討されている方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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