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ワイヤー矯正の費用の目安は?内訳や保険適用、負担を抑える方法について

こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。
ワイヤー矯正を受けている少女
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着して行う矯正治療の方法です。様々な症例に対応できるため最もメジャーな矯正方法ですが「費用はどのくらいかかるの?」「保険は使える?」など、費用に関する疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、ワイヤー矯正にかかる費用の目安や内訳、どのような場合に保険が適用されるのかなどについて詳しく解説しています。ワイヤー矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ワイヤー矯正の費用目安

ワイヤー矯正の歯列模型
以下で、矯正治療の種類ごとに費用の目安や特徴についてご紹介します。

表側矯正

歯の表側(唇側)に矯正装置を取り付ける方法で、矯正と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべる矯正方法です。数ある矯正方法の中で最も歴史が長く、多くの症例に対応できるのが特徴といえるでしょう。

矯正装置が表側にあるので目立ちやすいのがデメリットとされていましたが、近年は目立たない素材のブラケットやワイヤーがあるため、目立ちにくくすることも可能です。

表側矯正の費用は全体矯正が60〜130万円程度で、部分矯正の場合は30〜60万円程度が相場とされています。治療期間は患者さまによって異なりますが、1〜3年程度が目安です。

裏側矯正

歯の裏側に矯正装置を装着する治療方法が、裏側矯正です。矯正装置が目立ちにくいことがメリットですが、高い技術が必要なため治療費が高額になる傾向があります。

また、裏側に矯正装置があることで舌の動きが制限され、発音に影響を及ぼしやすいでしょう。

裏側矯正の費用の相場は、全体矯正で100〜170万円程度、部分矯正の場合で40〜70万円程度です。治療期間は患者さまによって異なりますが、目安は2〜3年程度とされています。

ハーフリンガル矯正

表側矯正と裏側矯正を組み合わせて行うワイヤー矯正の方法です。上の歯で裏側矯正、下の歯で表側矯正を行います。

上の歯だけを裏側矯正にすることで目立ちにくく、上下ともに裏側矯正で治療するよりも費用を抑えられる点がメリットです。

ハーフリンガル矯正の費用の目安は、全体矯正は80〜150万円程度、部分矯正が35〜65万円程度とされています。治療期間の目安は2〜3年程度ですが、患者さまによって異なります。

ワイヤー矯正の素材別の費用目安

ワイヤー矯正の費用イメージ
ワイヤー矯正で使用する装置の素材には、様々な種類が存在します。特に、ブラケットの素材は多く、素材によって特徴や費用も変動します。

ブラケットの素材ごとの特徴と費用の目安は、以下の通りです。

メタルブラケット

メタルブラケットは、最も一般的な金属製のブラケットです。金属製のため矯正しているのが目立ちますが、強度が高く壊れにくいという特徴があります。

費用の目安は30〜80万円程度で、ブラケットの中では最も費用を抑えられる素材です。

プラスチックブラケット

プラスチックブラケットは、ポリウレタンやポリカーボネートなどの素材を使用しています。メタルブラケットと比べると耐久性は劣るものの、白色や透明のため矯正中でも目立ちにくいです。

プラスチックブラケットの費用は、60〜90万円程度が目安とされています。

セラミックブラケット

セラミック素材のブラケットです。セラミックには、天然歯に近い色調や透明感を再現できるという特徴があります。

目立ちにくいため、審美性を重視する方に選ばれることが多いでしょう。費用の相場は65〜100万円と高額になる傾向がありますが、経年劣化しにくく審美性を長期間にわたり保てる点がメリットです。

ハイブリッドブラケット

レジン(プラスチック樹脂)とセラミックを混ぜ合わせた素材で作られたブラケットです。白色なのでメタルブラケットより目立ちにくく、プラスチックブラケットよりも高い耐久性があります。

費用の相場は、35〜80万円程度です。メタルブラケットよりは少し高額で、セラミックブラケットよりは安価に設定されているケースが多いでしょう。

ワイヤー矯正の費用の内訳

ワイヤー矯正の費用内訳イメージ
矯正治療を始める前に、どの過程にどれくらいの費用がかかるのかを把握しておくと、予算を立てる際に役立つでしょう。

ただし、費用は患者さまによって異なります。以下の費用はあくまで目安のため、患者様ご自身の治療に必要な金額については、歯科医院で確認してください。

カウンセリング料

矯正治療を始める前に、カウンセリングを受けます。治療に必要な費用や進め方、メリットやデメリットについてなど、不安や疑問に思っていることを質問しましょう。

カウンセリングは、無料で受けられることもあれば5,000円程度かかることもあります。

また、矯正治療は短くても数か月、長いケースでは3年以上かかります。治療を始める前に、クリニックの雰囲気や歯科医師との相性、通いやすいかなど、患者様自身にあった歯科医院かどうかも確認しましょう。

検査料

歯科医院によって無料となることもありますが、有料の場合の検査費用の相場は2〜10万円程度とされています。

検査では、レントゲンや口腔内の撮影などが行われるのが一般的です。検査項目は歯科医院により異なり、検査の項目が増えれば増えるほど費用は高くなるでしょう。

矯正装置の費用

矯正装置は、30〜170万円と費用に幅があります。部分矯正のほうが全体矯正より治療範囲が狭いため、費用は安くなるでしょう。

また、費用は矯正の種類や使用する矯正装置の素材によっても変動します。ご自身の希望や症例に合ったものを、歯科医師と相談して選択しましょう。

調整料

矯正治療中は、定期的に通院して矯正装置の調整を行う必要があります。調整にかかる費用は、一般的に1回当たり3,000〜5,000円程度が目安です。

ただし、歯科医院によっては、調整費用がほかの費用に含まれていて別途で発生しないケースもあります。調整料について気になる方は、治療が始まる前に歯科医師にしっかり確認しておきましょう。

保定装置の費用

矯正治療が終了した後は、歯が元の位置に戻らないように保定装置を装着しなければなりません。保定装置に必要な費用は、1〜5万円程度が目安です。

保定装置の費用が発生するのは基本的には1回限りですが、破損や紛失をすると再作成が必要で費用も再度かかることもあるので、取り扱いには注意しましょう。

保定観察費

保定期間中も、定期的に通院して口腔内の確認を受ける日長があります。かかる費用は一般的に1回5,000円程度です。

歯科医院によっては、保定観察費が矯正費用に含まれていることもあるでしょう。

保定期間中の通院頻度は患者さまによって異なりますが、2〜3か月に1回程度が目安とされています。保定期間は矯正期間と同程度求められることが多く、2〜3年程度は通院する必要があるでしょう。

ワイヤー矯正は保険が適用されることはある?

ワイヤー矯正の保険適用となる治療イメージ
歯科矯正は基本的には保険が適用されませんが、保険が適用されるケースもあります。ワイヤー矯正が保険適用されるケースは、以下の通りです。

先天的に噛み合わせの異常がある

日本矯正歯科学会では、別に厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療には、保険が適用されるとしています。ご自身が該当するかどうか、歯科医師に相談してみましょう。

前歯が3本以上失われている

前歯及び小臼歯の永久歯3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常は、保険適用で矯正治療を受けられます。萌出不全とは、乳歯が永久歯に生え変わらない状態のことです。

顎変形症の手術前後の場合

顎変形症とは、顎や骨格が原因で噛み合わせに異常が起こる病気です。顎変形症の治療として歯科矯正をする際に、保険が適用されるケースがあります。

ただし、顎口腔機能診断施設に指定されている医療機関で顎変形症の診断を受けることや、歯科矯正と併用して外科的矯正術を受けた場合であることが条件です。

ワイヤー矯正の費用負担を抑える方法

ワイヤー矯正の費用を抑える方法を調べて考える女性
ここでは、矯正費用の負担を軽減する方法について解説します。

デンタルローンを利用する

デンタルローンとは、歯科治療費の支払いに目的が限定されたローンのことです。デンタルローンを利用すると複数回に分けて無理なく支払いができ、一度にかかる費用負担を減らせます。

一般の個人向け融資サービスよりも金利が低く、気軽に申請できる点がメリットです。

支払方法を工夫する

矯正治療の支払方法には、トータルフィー制と都度払いの2種類あります。トータルフィー制では、治療開始時にすべての費用を支払います。

矯正治療では計画通りに治療が進まず、治療が延長になって想定よりも費用がかさむケースがあります。トータルフィー制では追加徴収がないため、治療中に費用の心配をする必要がないでしょう。

また、都度払いの場合は一度に支払う金額が少なく、まとまったお金がなくても矯正治療を受けられます。収入に合わせて無理なく続けやすいのは、都度払い制ならではのメリットといえるでしょう。

まとめ

ワイヤー矯正を受けて笑顔を見せる少年
ワイヤー矯正は保険適用外の治療のため、歯科医院ごとに価格を設定できます。一般的には30〜170万円程度が相場で、選ぶ素材や治療法により費用が大きく異なります。

また、目立たない素材や矯正方法を選択すると、費用が高くなる傾向にあるでしょう。

しかし、支払方法を慎重に選んだり、公的な制度を活用したりすることで負担を軽減できる可能性があります。患者様自身の予算に合わせて支払方法や歯科医院を選ぶことも、無理なく矯正治療を続ける上で重要です。

患者様自身の治療費用が気になる場合は、まずは歯科医院で相談してみましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯治療や成人矯正・小児矯正、入れ歯治療やインプラントなど、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWeb予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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