インビザラインで出っ歯を改善する方法!期間や費用も解説!
こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。
近年、インビザラインが非常に注目を集めています。「インビザラインで出っ歯は治せる?」「インビザラインで出っ歯を治すときはどれくらいの期間がかかるの?」など、疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、インビザラインで治療できる出っ歯の症例や治療期間、費用などを解説します。
インビザラインで出っ歯を治すことはできる?
前歯が前方に傾斜している出っ歯は、インビザラインで治療可能です。
しかし、出っ歯の原因は数多くあり、インビザラインで治療できない場合もあります。インビザラインで治療ができない症例としては、上顎の過成長など骨格的な問題がある場合や、歯並びの乱れが重度で歯を大きく動かす必要がある場合などが挙げられるでしょう。
そもそも出っ歯とは?
一般的に出っ歯とは、顔を横から見たときに上の前歯が前方に出ている状態のことです。通常、上の前歯は下の前歯より2〜3mm前方に出ています。上の前歯が下の前歯よりも4mm以上前方に出ている場合、出っ歯とされます。
出っ歯になる原因
出っ歯になる代表的な原因は、以下のとおりです。
舌癖(ぜつへき)や指しゃぶり
舌癖や指しゃぶりなど、歯並びに悪影響を与える習癖があると出っ歯の原因になります。飲み込むときに舌を前に出す舌癖があると、出っ歯になるかもしれません。
指しゃぶりの癖があると、前歯が前方に押されるので出っ歯になる可能性があります。
口呼吸
口呼吸をしている場合、お口が常に開いている状態です。鼻呼吸をしているとお口は閉じており、唇が前歯を後ろに押す力がかかります。
しかし、口呼吸により口が開いている状態が続くと、唇が緩み前歯に力がかからなくなります。前歯が前方に動き、出っ歯になるのです。
親知らず
親知らずは、前から数えて8番目の奥歯です。親知らずが横方向に生えている場合、手前の奥歯を圧迫します。
親知らずが歯列全体を圧迫し、歯並びが乱れて出っ歯になることがあるでしょう。
歯周病
歯周病は、歯茎の炎症反応によって歯を支える歯槽骨(しそうこつ)が溶ける疾患です。歯周病で顎の骨が溶けると、歯がグラグラします。
歯が不安定な状態で前歯に負荷がかかると、出っ歯になる可能性があるでしょう。歯周病で歯槽骨が減っているため、舌で前歯を押す、食いしばりなどの癖があるなど、強い力がかかると歯を支えられないのです。
骨格的な問題
上顎骨や下顎骨などの骨格的な影響によって、出っ歯に見えることがあります。上顎の骨が過剰に成長している場合や、下顎の骨の成長が不十分で相対的に出っ歯に見える場合があるのです。
骨格的な原因による出っ歯は、矯正治療と外科的な治療が必要になります。
出っ歯を放置するリスク
出っ歯を放置するリスクは、以下のとおりです。
虫歯や歯周病になるリスクが増える
出っ歯の状態では、唇をうまく閉じることができません。お口の中が乾燥しやすくなります。
唾液には、お口の中の細菌を減らす作用や、汚れを洗い流す作用があります。乾燥によって唾液が減少すると、虫歯や歯周病のリスクが増加するのです。
滑舌が悪くなる
出っ歯になると、歯と歯の間にすき間ができます。歯と歯の間から空気が漏れ、ラ行やサ行などの滑舌が悪くなる方が多いです。
見た目が悪い
顔を横から見たとき、鼻と顎を結んでできるラインのことをEラインと呼びます。Eラインは横顔の美しさの基準として使用されることが多く、Eライン上、もしくはEラインよりも少し内側に口元が位置するのが理想的な横顔といわれています。
出っ歯では口元が前方に出ているためEラインが崩れ、見た目が悪くなるでしょう。
物を噛み切れない
前歯が前方に傾いているため、下の歯と噛み合わないことがあります。前歯で物を噛み切ることができず、うまく咀嚼できないなどの問題が生じることがあるのです。
怪我をする可能性がある
前歯が前方に出ていると、転倒した際や顔を打った際に前歯に負荷が集中します。出っ歯を放置すると、前歯が欠ける・折れるリスクが高まるでしょう。
インビザラインで治せる出っ歯の症例
出っ歯には、前歯が前方に傾斜している症例、骨格的な問題がある症例、前歯の傾斜と骨格的な問題が混合している症例の3種類があります。
インビザライン治療では、前歯が前方に傾斜している症例は治療できます。骨格的な問題がある場合はインビザラインだけでの治療は難しく、手術が必要になるでしょう。
インビザラインで出っ歯を治す方法
インビザラインでは、現在の歯並びから少しズレたマウスピースを複数枚使用して歯並びを整えます。決められた期間装着し、交換しながら歯を動かすのです。
インビザラインで出っ歯を治療する場合、前歯が後方に動くようにマウスピースを設計し、装着します。また、出っ歯の治療が終わったあと、もとの位置に戻らないように保定装置を一定期間装着するのが一般的です。
インビザラインで出っ歯を治すための期間
インビザラインで出っ歯を治療する期間は、もとの歯並びの状態に大きく依存します。例えば、歯並び全体に問題がなく、前歯の傾斜のみを改善する場合は、半年程度で完了するでしょう。
歯並び全体に問題があり、奥歯を後方に動かす必要がある場合は、1〜2年程度と治療期間が長くなることがあります。
インビザラインで出っ歯を治すための費用
インビザラインで出っ歯を治すための費用は、歯科医院によって大きく異なります。費用の相場は300,000〜800,000円です。
費用の内訳は、以下のとおりです。
カウンセリング
インビザラインを始める前に、カウンセリングを行います。カウンセリングでは、現在抱えている歯並びのお悩みをお伺いし、インビザラインのメリット・デメリットなどをご説明します。
実際にお口の中を診察し、インビザラインで治療できる出っ歯なのかも確認するでしょう。
カウンセリングの費用相場は、無料〜10,000円程度です。
精密検査・治療計画の立案
精密検査では、現在の歯並びの状態を確認するためにレントゲン撮影や写真撮影などを行います。虫歯や歯周病の有無も確認するのが一般的です。
精密検査で得られたデータをもとに治療計画を立て、マウスピースを作成します。
費用の相場は20,000〜50,000円です。
治療開始
マウスピースの完成後、治療が始まります。インビザライン治療中の注意点や装着方法などを説明します。
マウスピースの作成費用がかかるので、200,000〜500,000円が相場です。
定期的な調節
インビザライン治療中は、定期的に歯科医院に通院します。歯が計画的に動いているのかなどを確認し、必要があれば治療計画を修正します。
治療開始直後は月に1回程度、問題がなければ月に2回程度の頻度で通院するのが一般的です。通院の際にかかる費用は、1回あたり3,000〜5,000円が相場です。
保定期間
インビザライン治療後、もとの歯並びに戻る後戻りが起きることがあります。後戻りを防止するために、一定期間保定装置を装着します。
保定装置の費用相場は、10,000〜60,000円です。
まとめ
今回は、インビザラインで出っ歯を改善する方法について解説しました。
出っ歯とは、上の前歯が下の前歯よりも大きく前方に位置している状態のことです。出っ歯は、日常の習癖や歯周病、骨格的な問題など、さまざまな要因で引き起こされます。出っ歯を放置すると、虫歯や歯周病になりやすくなるなどのリスクがあるでしょう。
インビザラインで治療できる出っ歯の種類は、前歯が前方に傾斜している症例です。上顎骨の過成長など、骨格的な原因で出っ歯になっている場合は、インビザラインだけでは治療できません。手術が必要な場合が多いでしょう。
前歯の傾斜を改善する場合は、半年程度で治療が完了します。奥歯を後ろに動かして歯並びを整えなければならない場合は、1〜2年程度必要になることがあります。治療費の相場は、300,000〜800,000円程度でしょう。
出っ歯の治療をインビザラインで検討されている方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
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