インプラント治療は痛い?痛みを感じるタイミングと緩和する方法
こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。
インプラント治療は痛いと聞いて、不安に思っている方はいませんか。インプラント治療では手術を行うので、痛むことがあります。どのような痛みがいつ起こるのかを事前に知っておくと、痛いと感じたときに対処できるでしょう。
今回は、インプラント治療の痛みに焦点を当てて、痛むタイミングや痛いときの対処法などを解説します。
インプラント治療は痛いの?
インプラントの手術中は、痛みを感じることはほとんどありません。局所麻酔や静脈内麻酔を使用するためです。
手術の際は、麻酔薬を打つ際の注射に痛みを感じる方が多いです。治療中に圧迫感をおぼえる場合や振動を感じる場合はありますが、痛みではありません。また、途中で麻酔の効きが悪くなった場合、追加で投与してくれる歯科医院が多いです。
インプラント治療そのものは痛くありませんが、術後に切開した部分が痛い場合やインプラントが馴染むまでに外部刺激を受けると痛む場合があるでしょう。
インプラント治療の手術後、インプラント体が安定するまで仮歯とよばれるプラスチック製の被せ物を装着する期間があります。装着期間には個人差がありますが、半年ほど仮歯で過ごす場合が多いです。
仮歯を装着している間は痛いと誤解している方もいますが、仮歯期間はインプラント体を埋め込んだ直後なので痛みが出やすいです。仮歯そのものが痛みの原因ではないので、仮歯が必要と判断された場合は指示に従いましょう。
インプラント治療の痛みの程度
インプラント治療は、埋没している親知らずの抜歯よりも小さい規模で行われます。親知らずの抜歯よりも手術時間が短く、痛みや腫れも少ない場合が多いでしょう。
インプラント治療と同様に、局所麻酔を行う虫歯の神経治療よりも通院回数が少ないです。痛みが長引くことも少ないといえるでしょう。
インプラント治療で痛みを感じるタイミング
インプラント治療で痛みを感じるタイミングは、以下のとおりです。
局部麻酔の注射
上述しましたが、インプラント治療では局部麻酔を行う際に痛みを感じることがあります。刺す痛みが数秒ありますが、麻酔が効けば手術中に痛みを感じることはありません。
術後
インプラント治療では、歯肉を切開してインプラント体を埋め込むのが一般的です。麻酔が切れたあと、術後疼痛として創部が痛むことがあります。
術後1〜3日でピークを迎え、徐々に軽減するので過度な心配はいりません。
抜糸
術後に抜糸する際は、患部に触れて縫合糸を除去します。チクチクとした刺激があると感じる方が多いですが、痛いと感じる方もいるでしょう。
抜糸のあとの痛みは、鎮痛薬を内服することで速やかに消失することが多いです。鎮痛薬を内服しても痛い場合や痛みが長期間続く場合は、何らかの問題が起きている可能性があります。歯科医院を受診して相談しましょう。
上部構造の装着
インプラントの上部構造を装着する際は、再度麻酔を伴う手術を行います。数秒麻酔の痛みを感じるでしょう。
装着後の痛みは比較的少ないとされています。
食事
インプラントが馴染むまでは、食事をすると痛いと感じることがあります。食べ物を噛む刺激が原因で起きる痛みです。
特に、硬いものや辛いものを食べた場合や、無意識に噛みしめた場合などは痛みが増強します。
感染
インプラント治療の外科手術を終えたあと、口腔ケアを怠ると、創部の環境が悪化して感染症に発展することがあります。症状は、食事や歯磨きなどの刺激がなくても痛む、インプラント周囲の粘膜が腫れる、排膿や出血がある、インプラントが脱落するなどが挙げられるでしょう。
インプラントは特に細菌感染に弱いとされているため、口腔ケアを徹底して口内を清潔に保ってください。
インプラントの痛みはいつまで続くのか
インプラント手術では歯肉を切開するため、術後の麻酔が切れたあとに痛いと感じることが多いです。痛みは主観的なものなので個人差はありますが、処方される鎮痛薬などで対処できるでしょう。
痛みが続く期間にも個人差がありますが、問題がなければ2〜3日で痛みは落ち着きます。長く痛みが続く方でも、2週間以内に落ち着くでしょう。
2週間以上の長期にわたって痛みが続く場合は、術後合併症や感染症にかかっている可能性があります。歯科医院を受診して、状態を確認してもらいましょう。
また、骨造成を行った場合、痛みが長引くとされています。骨造成にはさまざまな術式があります。著しく侵襲度が高い手術はありませんが、行わなかった方に比べると、骨造成を行った方のほうが痛みを長く感じることが多いです。
インプラント治療による痛みを緩和する方法
インプラントの治療中や治療後に発生した痛みを軽減するためには、どのような方法があるのでしょうか。誰でも取り組める方法をご紹介します。
食事の内容を工夫する
外部からの刺激で痛いと感じる方は、食事の内容を工夫しましょう。具体的には、プリンや茶碗蒸し、うどん、おかゆ、豆腐などが適しています。歯茎で潰せる硬さ、舌でつぶせる硬さを目安に選択するとよいでしょう。痛みが落ち着いてきたら、徐々にメニューの幅を広げてください。
カレーライスなどは、柔らかく食べやすいかもしれませんが、創部には刺激物となります。辛いものや熱いものを食べることも控えたほうがよいでしょう。
また、栄養バランスのよい食事は患部の治癒を促進します。バランスの取れた食事を摂ることで、インプラント治療後の腫れや痛みを最小限に抑えることが可能です。
鎮痛薬を使用する
痛みが強いときは、鎮痛薬の使用を検討しましょう。痛みを緩和する方法はいくつかありますが、鎮痛薬の使用は非常に効果的です。
治療した歯科医院で処方してもらえることが多いので、相談してください。急ぐ場合は、市販の鎮痛薬を薬局の薬剤師と相談して内服することも可能です。
口腔内を清潔に保つ
感染症にならないために、口腔内を清潔に保ちましょう。
しかし、しっかり歯を磨こうと強い力で磨くことは避けてください。出血や腫れの原因になります。
治療した歯科医院で術後の歯磨き指導を受けることも検討してください。歯科医院ではインプラント専用の歯ブラシなどを販売していることもあるので、購入して使用するとよいでしょう。
患部を冷やす
患部に腫れや痛み、熱感がある際は、患部を冷やしてください。冷やすこと自体に疼痛を消失させる効果はありませんが、痛みを感じさせなくさせる(神経を鈍らせる)効果があります。冷やすことだけを行うのではなく、先述した対処方法と併用すると効果的です。
歯科医院を受診する
ご紹介した方法を試しても痛みが落ち着かない場合や長期間痛みが続く場合は、我慢せずに歯科医院を受診しましょう。
何らかのトラブルが原因で痛いと感じている可能性があります。患部や口腔内の状態を確認してもらい、適切な処置を受けましょう。
まとめ
今回は、インプラント治療の痛みについて解説しました。
痛みとは主観的なものなので、感じ方は人それぞれです。痛みがあるかないかは一概にいえません。
痛みについて不安を持つ方は多いため、適切に対応してくれる歯科医院が多いです。カウンセリングや手術の日程が決まった段階で、歯科医師に相談するとよいでしょう。
インプラント治療への不安を少しでも解消して、前向きに治療に臨んでください。
インプラントを検討されている方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
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