すきっ歯（空隙歯列）を改善！インビザラインで理想の歯並びへ！

こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。

歯と歯の間にすき間があいてしまうすきっ歯（空隙歯列）は、見た目の悪さから気になっている方も少なくないのではないでしょうか。すきっ歯を放置していると、見た目が悪いだけでなく、発音が悪くなったり虫歯や歯周病になりやすくなったりすることがあるため、なるべく早く治療するのがよいでしょう。

今回は、すきっ歯になる原因やインビザラインですきっ歯を治せるのかなどについて解説します。インビザラインですきっ歯を治すためにかかる期間や費用についても解説してますので、すきっ歯でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

すきっ歯（空隙歯列）とは

すきっ歯は、歯科用語で空隙（くうげき）歯列とよび、歯と歯の間にすき間があいてしまっている歯並びのことです。

すきっ歯は奥歯でも起こりますが、前歯で起こるすきっ歯のことを「正中離開」とよびます。すきっ歯は、歯と歯の間にすき間があいてしまっているものの、全体的な歯並び自体は悪くないこともあります。

しかし、歯と歯の間のすき間が大きいことで、食べ物がはさまりやすくなったり空気が漏れて発音しにくくなったりする場合があり、機能的な問題を抱えてしまうこともあるのです。

また、すきっ歯は見た目の悪さから、人前に立つのがストレスとなる、笑ったときに口元を隠すなど、コンプレックスに感じてしまうことも少なくありません。そのため、すきっ歯は放置することなく、なるべく早く治療するのがよいでしょう。

すきっ歯（空隙歯列）になる原因

すきっ歯になる原因は、先天性（生まれつき）によるものと、生まれつきではなく生活習慣などが原因の後天性によるものの2つに分けられます。それぞれ解説します。

生まれつきの場合

まず、生まれつきの要因によってすきっ歯になる3つの原因を解説します。

①顎に対して歯が小さい

顎に対して歯が小さすぎる場合、顎と歯のバランスが悪いことですきっ歯になることがあります。また、歯の形が極端に小さい「矮小歯（わいしょうし）」もすきっ歯の原因となるでしょう。

こどもの場合、乳歯だけ生えているころはすきっ歯になりますが問題ありません。なぜなら、永久歯が生えるスペースを確保するために、乳歯と乳歯の間にすき間があくことですきっ歯になるからです。成長とともに、乳歯から永久歯に生え変わることですきっ歯は改善されていくでしょう。

しかし、永久歯に生え変わってもすきっ歯の状態が続くなら、治療が必要なケースが多いです。

②生まれつき歯の本数が少ない

通常、大人の歯は上下で28本、親知らずが生えている場合は最大32本生えています。

しかし、生まれつき永久歯の本数が足りない場合、すきっ歯になることがあります。永久歯が生えるはずだったスペースがあいてしまうことで、歯と歯の間のすき間が大きくなるからです。

③上唇小帯の異常

上唇小帯（じょうしんしょうたい）とは、上の前歯の間の歯茎から上唇につながるヒダのことです。

上唇小帯が太すぎる場合や位置が悪い場合、前歯の邪魔となり、すきっ歯のひとつである正中離開の原因となります。その場合、上唇小帯の切除が必要となることがあるでしょう。

生活習慣が原因の場合

もともとの歯並びはすきっ歯ではなかったのにもかかわらず、こどものころからの癖や生活習慣で少しずつ歯並びが悪くなり、すきっ歯になってしまうことがあります。

以下、生活習慣によってすきっ歯になる4つの原因を解説します。

①舌の癖

本来、舌は、上の前歯のうしろ側にあるスポット（出っ張っている歯茎部分）にあり、歯に触れることはありません。

しかし、舌の位置が悪いことで常に舌が歯にあたってしまうと、すきっ歯になることがあります。舌の力は微々たるものと思われるかもしれませんが、常に舌が歯を押し続けると、舌が前方に押されて歯並びが悪くなり、すきっ歯になってしまうのです。

すきっ歯の方は、舌の先で歯と歯の間を触ってしまいがちで、その癖によってすきっ歯が悪化してしまうこともあるでしょう。また、舌の癖だけでなく、下唇を噛むなどの癖も歯が前に押されてすきっ歯になることがあるため注意が必要です。

②指しゃぶり

こどものころに長期間指しゃぶりをしていたことが原因で、すきっ歯になってしまう方もいらっしゃいます。これは、指を前歯でくわえる際に、上下の前歯が外側に押し広げられることで、すきっ歯になりやすくなるからです。

また、指しゃぶりは、すきっ歯だけでなく、出っ歯の原因にもなるため注意が必要です。

③頬杖

こどもも大人も、頬杖が癖になっている方は多くいらっしゃいます。頬杖が癖になると、左右どちらかの歯を手で押し続けてしまうことで歯が動き、すきっ歯の原因となることがあります。

また、歯だけでなく、顎にも負担がかかり顎関節症を引き起こすこともあるため注意が必要です。

④歯ぎしり

歯ぎしりとは、寝ているときや集中しているときなど、無意識に歯を左右にギリギリ動かしたり噛みしめたりする癖のことです。

歯は左右に揺さぶられる動きに弱いため、長時間歯ぎしりすることによって歯が動いてしまい、すきっ歯になることがあります。また、歯ぎしりによって歯がすり減りやすくなるため、虫歯になりやすく、知覚過敏によって冷たいものがしみることもあるでしょう。

歯ぎしりは、歯茎にも負担がかかり、歯周炎の原因となることもあるため注意が必要です。

すきっ歯（空隙歯列）を放置することによる悪影響

すきっ歯を放置することによる悪影響は、以下のとおりです。

・見た目の悪さからコンプレックスとなる

・噛み合わせが悪く、食べ物が噛み切りにくい

・空気が漏れて、発音が悪い

・虫歯や歯周病になりやすい

すきっ歯は、歯と歯の間に大きなすき間があいていることから、見た目が悪くコンプレックスに感じることも少なくありません。特に、前歯がすきっ歯になっている場合は、笑ったときに口元を手で隠す、人前に立つのを嫌がるなど、日頃のストレスの原因となってしまうこともあるでしょう。

また、すきっ歯は見た目の問題だけでなく、機能的にも問題があります。歯と歯の間に大きなすき間があいていることから、噛み合わせが悪くなり、食べ物が噛みにくいことがあります。

例えば、麺類などの食べ物を噛み切れないことや、すきっ歯の部分だけ噛みにくいことで咀嚼に左右差がでることもあるため注意が必要です。また、歯と歯の間から空気が漏れて発音に影響がでたり、すき間に汚れが溜まりやすいことから虫歯や歯周病になったりするリスクが高くなることもあります。

すきっ歯は、見た目の問題だけでなく機能的にも問題がでるため、なるべく早く治療するのがよいでしょう。

インビザラインですきっ歯（空隙歯列）は治せる？

結論からいうと、すきっ歯はインビザラインで治療可能なうえ、ほかの不正咬合よりも比較的治療にかかる期間が短いといわれています。なぜなら、すきっ歯は顎に対して歯が小さいなど、歯を移動させるスペースが十分に足りていることが多いからです。そのため、ガタガタした歯並びや、出っ歯などの抜歯が必要となりがちなケースよりも治療期間が短い傾向にあるでしょう。

ただし、インビザラインは歯を大きく動かす治療は苦手なため、歯と歯のすき間が大きすぎるケースは、インビザラインだけでは治療が難しい場合があります。このような場合、インビザラインとワイヤー矯正を併用したりワイヤー矯正だけで治療を行ったりすることがあるため、理解しておきましょう。

インビザラインですきっ歯（空隙歯列）を治すための期間

インビザラインですきっ歯を治すための治療期間の目安は、部分矯正の場合で約3か月～1年程度、全体矯正の場合で約1～3年程度となります。

前歯のすきっ歯のみのような軽度なすきっ歯の場合は部分矯正で治せるため、約3か月～1年と治療期間が短く済むでしょう。すきっ歯の見た目だけでなく、全体的な噛み合わせも一緒に治したい場合、全体矯正が必要となるため、治療期間も長くなります。

また、インビザラインですきっ歯を治す期間については、歯を動かす矯正期間だけでなく、歯の後戻りを防ぐ保定期間も必要です。そのため、インビザラインですきっ歯を治す期間は、長くかかることを理解しておきましょう。

ただし、すきっ歯の治療期間については、治療する範囲やもともとの歯並びによって異なります。上記でご紹介した治療期間は、あくまでも目安としてご参考ください。

インビザラインですきっ歯（空隙歯列）を治すための費用

インビザラインですきっ歯を治すためにかかる費用の目安は、30～100万円が一般的です。すきっ歯を矯正治療で治す場合、インビザラインでもワイヤー矯正でも基本的に保険適用ではありません。そのため、費用には、ばらつきがあります。

また、部分矯正か全体矯正なのか、もともとの歯並びの状態によっても費用は異なります。軽度なすきっ歯の場合は、比較的治療期間が短く済む傾向にあるため、費用もおさえられるでしょう。

まとめ

すきっ歯とは、歯と歯の間にすき間があいてしまっている歯並びのことです。すきっ歯になる原因は、顎に対して歯が小さい、生まれつき歯の本数が少ないといった先天性によるものと、舌癖や指しゃぶりなど生活習慣による後天性によるものの2種類に分けられます。

すきっ歯を放置していると、見た目が悪いだけでなく、よく噛めない、空気が漏れて発音がしにくい、歯のすき間に汚れが溜まり虫歯や歯周病のリスクがあがるなど、機能的にも問題がでるため、なるべく早く治療しまよう。

すきっ歯を矯正治療で治すなら、インビザラインがよいでしょう。透明なマウスピースを使用するため目立ちにくく、症例によってはほかの不正咬合よりも治療期間が短く済むことがあります。

インビザラインですきっ歯（空隙歯列）の治療を検討されている方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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